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桜丘高校硬式野球部

正解を探す作業を日常的に。

更新日:2020年2月22日

『今日の練習はフレキシブル』

私は頻繁にこの指示を出します。自分で練習を考えるというメニューです。


その時間の中で自分の得意を育てても、苦手を潰してもどちらでも良い。手を抜きたければ抜けるというわけですね。

⇨導入の意図としては、

高校を卒業した後にも輝ける力を持たせるというのが一番の意図になります。


 

私としては別に勉強でも、部活でも何でも

良いので自分の武器を知り育てる時間があれば良いと考えています。

その子にあった武器の見つけ方、育て方がありますからね。


問題は、部活動は双方向では無く一方的な指導が多く、ある程度引かれたレールを走らせるだけな事が少なくないと言うこと。

野球なんか特にですかね?

武器を見つけるも、苦手を見つけるのも、ある程度の失敗の先にあるのに指導者が失敗させないようにし過ぎるために成長が難しいと感じます。


自分自身に何が必要なのか?を常に考える力を持ってもらいたいと考えています。

だからこそ失敗するかもしれないけど限られた時間の中で練習を設計する経験が自分自身のリズムを考え行動する力の育成を目指します。


 


例えば、練習時に監督の元に質問に来た選手が居たとします。

「球速を上げたいです」

という質問を監督にしたとしましょう。

それに対して

「ぢゃぁこの練習をしなさい」

と言うのか

「球速を上げるには何が必要?」

「そもそも球速なのかな?」

「どんな投球スタイルを目指すの?」

などという質問をし考えさせるのか。


ここに大きな差が生まれるかもしれません。


正解を教える、指示をするのは簡単な事です。しかし、そんな繰り返しで手に入れられるのは主体的に得る能力ではなく「考えのない能力」かと思います。

部活の中で手に入れて欲しいのは

自分で正解を見つけ行動する力」です。

それはきっと座学の授業も同じかと。

 

指導者はとにかく聞いてあげる。

「何してるの〜?」

「何をゴールにしてるの?」

「最近どう?」

などとたわいもない会話ですが、自分のことをしっかりと考えているかを確認してあげます。


「どんな選手に自分はなりたいのだろう」⇨「ゴールがこれなら、この練習をしよう」

という流れを目指しています。


実際には成長には時間がかかるかもしれませんが、確実な土台になっていくことでしょう。



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